へんたい と言われたこと。。
ふっと。。
しばらく会っていない学生の頃の友人Mのことを思い出しました。。
Mは私より少しお姉さんでクラスもひとつ上の先輩で美人でしたが
とても気さくな性格なので
「敬語じゃなくて、ため口でいいよぉ。」
と、言ってくれて
少し生真面目なところがある私は最初の頃はなかなか敬語が抜けませんでしたが
話しやすい彼女とは少しずつ同級生のような友人関係になりました。。
彼女は鉄の棒を溶接してつなげて椅子を作ったりしていて
私は溶接が苦手(半田付けもこわいくらい)だったので
彼女が火花をバチバチさせながら溶接をしてる姿や
とても正確に溶接された作品も
「すごいなぁ。。かっこいいなぁ。。」
と、思いながら見ていました。。
個性的なクラスメートや先輩の作品を見て
「すごいなぁ。。」
「みんな、すごいなぁ。。」
と、話していたら
Mが私に
「まわりのことをそんなふうに言うけど、(私のことを)
けっこう『変態』やと思うで。」
「じゃないとあんな作品作られへん。」
と、言いました。。
「私が?」
「へ、変態。。。!?」
( ; ゚Д゚) ?
私は主に木の板を好きな形に電動ノコギリ等でバリバリ切ったものを
組み立てた後、好きな色のペンキで塗るといったものだったので
変態と呼ばれるには程遠いぐらい、至って普通だと思っていました。。
なのでMに言われたことの意味をその時は全く分かっていませんでした。。
Mの言葉と一緒に
自分の作品のことも思い出してみました。。
私が卒業前に作ったのは
ピンクや赤色のハートの形をしたイスやテーブルやオブジェ。。
当たり前やと思って私が作っていたものは
もしかしたら見る人によっては少し独特なものに見えることがあるのかもしれない。。
もしかしたらほかの人はハートの形とかで作ったものに
ピンクや赤で色塗りして発表するなんて「こっぱずかしい。」
と思うのかもしれない。。
それ以前にハートを選ばないとか。。
そういうものを恥ずかしいと思わず作ってしまう私は
彼女が言うところの『変態』なのかもしれない。。
そういう意味なら嬉しいなぁ。。
自分のことは自分が一番よく分かっているつもりでも
案外、自分でも分かっていないことがまだまだあるのかもしれない。。
友人や恩師から言われた言葉からそんなふうに思うことがあります。。
自分が「普通」やと思って作っているものが
もしかしてほかの人にとっては「普通」でないものに見えていたら
おもしろい。。
友人が言ってくれた言葉を何年か越しに思い出して
少し懐かしく、そして嬉しい気持ちになりました。。
自分で作ったものが、ほかの人から見た時に「普通」に見えるか、「変わっているもの」に見えるか分からないけど
小さくても自分が「好きや。」とか「おもしろい。」と思える世界をちゃんと持ち続けて
それが揺らぐことなく、ずっと貫き通せる人であれたら素敵やろうなぁ。。
そんなふうに少し思いました。。
(*´ω`)
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